VOL.41
怒涛のようにブログを更新しようと思っていたのですが、ウクライナ情勢、、、。
というところで少し手を緩めておりました。社会情勢や政治、それに関するアクションやコメントなどどの程度まで?というのは各人各様に考えものかと思います。
個人的には、今現在は世の中に対する影響力が大きい訳でない、こじんまりとした事務所なので、テレ東かのごとく世の中にネガティブな何が起きてもうちなりのコンテンツを流し続けるのみ(職責に徹するという意味で)。というところなのですが、国外で起きていることとはいえ非常にシリアスな状況の始まりでしたので 更新を控える くらいにしておきました。決してめでたくない心境や状況の方もいるかと思いますが、前を向いて進んでいきましょう。戦争は、大反対です。
さてコンテンツ。表題の通り、以前ここに書きました、ロゴのコンペ(コンテストのようなもの)に負けてしまいました。あー、悔しい!!
これまで学生時代からアート・建築(アイディア / 実施 問わず)・インテリアと多岐に渡り個人でもチームでもそれなりの数のコンペに応募してきたのですが、コンペ、勝てない。。かなりの募集数あるものがほとんどという言い訳は置いておいて、これまではコンペに負けた際に「なぜ負けたのか?」「どうしたら勝てたのか?」を、とても若かった頃は「審査員の目、節穴。」で雲散霧消にしてみたり...反省をややないがしろにして敗因を分析してこなかったということもあり、How?を書き出してみようという次第です。
大きな意味合いでのコンペに勝つには?は何かに勝った際にでもと思いますが、今回のロゴのコンペでの敗因を分析しますと〜
お題
心臓手術をした方々や医師が一緒にランニングやウォーキング
をする会を主催する社団法人のロゴ作成
勝利案 (ハート×走っている人)
弊事務所案 (ハート×陸上トラック)
です。
勝利案の方が優れていると思う点は、
・そのものの本質がダイレクトに伝わりやすい
・コンペというお祭りで選ばれやすい祝祭性(表現力・いい意味での派手さ)がある
というところかと。
対して弊事務所案、「ロゴは様々なシーンで使われるのでシンプルであるべき」というセオリーに徹しすぎたかなと思いました。実務で様々なご依頼をいただいているので、その “ 機能性 “という部分においても今回も考え抜き、6案くらいを自分で出してその中の1案を選択しました。
ハート×走っている人型は調査分析の結果、テッパンのうちの一つだったので勝利案に近いような案もありました(美しくないのでラフスケッチはあまり表に出しませんが、証拠画像)
が、うん、勝利案のようなパターンへの展開には至らず違う方向へ進んでしまった。というところ。今回(特にコンペ)の場合は「もっと分かりやすく」すべきだったなと思いました。
あとは、建築やインテリアのコンペだと審査委員にプロがいる場合がほとんどなのですが、ロゴのコンペの場合はそうでない場合も多いようで、ややイラストに近いようなものの方が選ばれていたりする傾向もある。ということが分かりました。
なので違う次元の反省としては、「コンペの要項の全てをもっとよく眺める」と言ったところかと。
して、矢継ぎ早に他のロゴのコンペにも最近応募しまして、こうやってちゃんと書き出してから臨めばよかった…と思う点もあるのですが、ま、とにかく挑戦あるのみでやっていこうと思います。
「コンペは勝てないタイプのデザイナーや事務所」と割り切っている人や組織もあったり、実際そういうタイプと思える作風の方々もいるのですが、なんだろう、うちとしては「コンペにも勝てるタイプ」になりたいので少しづつでも精進してゆこうと思います。
なかなか勝てずとも、最低限 “コンペは出さないことには勝てない“ というのは真理であり当たり前のことなので、事務所の運営上、時間の限りとまでとは言えずともいいご報告ができるようトライし続けますので、読者の方々におかれましては暖かい目でお見守りください。
Thank you for your reading.
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代表 高山秀則
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