VOL.21
おはようございます高山です。
先日、コンタクトレンズが切れたので以前住んでいた三軒茶屋へ行きました。眼科を換えればいいのですがその眼科とコンタクトレンズショップがキャロットタワー内にあって綺麗なのと、なんとなくの習性etc.で。
で、いつもこの空間っていいよな?と思いつつその事を誰とも共有してない場所があったので、お。ブログのネタ発見。と思ってすかさず写真に納めました。こちら
田園都市線⇄キャロットタワーの間のトンネルになっている通路です。
えー、この空間の何がいいかといいますと、天井。天井です。
この天井なんですが、「この部分をどの事務所が・誰々が」というような特に気合の入ったデザインではなく、「キャロットタワーらへんを含む総合的な開発の一環」で手がけた設計事務所がそこまで何を考えるでもなく設計したものだとは思います。おそらく"匿名的にできたもの"というくらい。
ながらも。
蛍光灯が人の導線方向に一直線に並んでいる天井に、クロスする方向でルーバー状のペラペラのサンのようなものが据えられております。
なんか、このやんわりとした光の濃淡がかなりミニマルでややアーティスティックだなぁと毎度通るたびに思っておりまして、かつこれ、蛍光灯が剥き出しのものよりかはそれはまぁ。というところではありつつ、さして予算がかかっていないであろうにも関わらずちょっと美しいなと。
常々100%の意識を向けているという訳ではなくとも、職業柄、建物や空間に対するセンサーというものは常に働いていてまして、こういった大規模な公共空間やオフィスビルはいち一般人としても何百何千と触れてきてるのですが、この「蛍光灯+サン」だけのデザインってどういう訳か他で見たことがありません。
そういった設計にばかり携わっている方であれば設計した・見たことはあるのかもしれませんが、個人的にはこの簡素さと美しさであればもっと流行りそうなもんなのになぁ?というちょっと珍しい空間です。
以上。というのではいくらなんでもぶっきらぼうかというところなので(笑)何が言いたいかというと、ヘタに予算をかけてヘタにゴテゴテ何かを加え…て、見応えのある建物や空間もそれはそれで価値のあるもの(ヘタなのは最悪ですけどね笑)ではありますが、こうやって予算が掛かっておらず、でも綺麗って良いなと。
なので、いつかどこかでこの手法はパークろ♪と思います。(ふざけてはおりますが著作権の話などは別トピックでいつか書くかもしれません。)これが壁面だと蛍光灯がモロに見えてしまうので成立しない訳ではありますが、天井なので見上げてマジマジと見つめない限りにおいては光の濃淡とサンのラインのみが見えていてとても綺麗でいいものだなと。
こちら①とありますように、大なり小なりいい建築・デザインというものはしばしばお目にかかるのでシリーズものとして今後もお送りしていこうかと。
視聴率はまぁまぁまぁ、の、まだまだまだ、なのでいつか本気で改善もしたいところではありますが、ブログはどうやらネタ(デザインの引き出し)のメモ帳としての役割も果たしてくれそうです。
Thank you for reading.
Comentarios