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VOL.18
はー、夏だけどコロナ。コロナだけど夏。高山です。
前回そこまでポジティブとは言えない話題になりましたので、オリンピックに絡めて明るいor面白いネタないかなーと思って探していたところ。発見。
こちら、世界中の国々の国旗が書かれている下敷きです。これを購入したのは今年に入ってから。PUBGというオンラインバトルロワイヤルゲームに年初からハマっている事は一度当ブログに書いてしまいましたが、このゲームのすごいところは、世界中の人たちと対戦できるところにあります。基本は100人のプレイヤーが8km×8kmほどの島に降りたって武器や防具などを拾ってそれぞれにやっつけ合うのですが、4人1組×25のチーム戦も出来て、その際に、プレイヤーそれぞれにどこの国かの国旗が示されます。個々に選択できるので、国旗=その国のプレイヤーとは限らないものの、割とその国の人っぽく、かつプレイに国民性も表れてたりする気がします。
で、お受験で歴史と地理の勉強は通過してこなかった身…ではなくても、世界約200カ国の国旗と国名全てを判別できる人はそういないとは思うものの、表示される国旗がどこの国か分からんもの多い…と思い、遊びながらもこのミクロな国際交流を機に全部覚えられたらと思っていたところ、近所の本屋さんに置いてあったので即ゲットしたものです。( ここから買えます。多分。)
てな訳で、オリンピックきっかけで買った訳ではないものの、まじまじとそれぞれの国の国旗を見ていて面白かったので、デザインという面からみて、これ素敵なのでは?〜こんなのあるんだ!というものを幾つかピックアップ!
というテーマです。そんなこんなでここではサササと選んだベスト5と番外編をいくつか紹介してみます。一応デザインに掛けて書いておりますので、ヒマなのは読んでるあなたのほうということでお願いしまーす。では、いってみます。
No.5
トップバッター第5位は!セーシェル。一重に、?。聞いたことない国でしたが、アフリカの東の海にある、ビーチ・サンゴ礁・自然保護区・ゾウガメ。な常夏の楽園島国。
ランクインの理由は、長方形の面に対して縦・横・対角線のラインが入ってる国旗は多いものの、この微妙な角度のナナメを使いつつ思い切りのいい単純な構図。上辺と右辺が三分の一でないところで分割しているところもこだわれているのではないかというところ。
隣り合う色の配置もそれぞれに潰し合うことなく映えていて、ストレートな色使いで元気いっぱい! といった印象ですね。
No.4
誰もが知る深遠なる歴史の国、ギリシャです。こちらは5位のセーシェルとはまた異なり、縦横しか使っておらず、かつカラーは2色のみの使用ながらも、どういう訳か他国の国旗と似通っていません。ラインの太さが太過ぎず・細過ぎず+2色のみというところがポイントかというところで、気を衒わないがゆえに個性的といった、デザインとしてはとても難しいところを攻めてるのではないか?と。まぁ、各国の国旗がいつ何時どのように生まれたのかは調べ切れないのでどういった経緯でこのデザインに至ったのかは分かりませんが、全ての国旗を見渡して比較する限りはそのようになっています。
堅くも美的センスに優れた様子が表れてるものだなぁとやたらと納得のいくデザインでした。
No.3
第3位!キプロス。銅メダル。地中海に浮かんでる島国で、地理的に周辺の国々の影響を受けつつ成立している国のようで、一言でどういう国というのが難しいところながら、現在はかなり先進的なないい国の模様。
さてデザインはというと、白地に黄+緑。「お洒落」だな〜と。白地にモチーフと言えば真っ先に浮かぶのはもちろん日本の国旗ながら、このキプロスの国旗、余白が多くて二つあるモチーフが有機的なのも手伝って、抜け感が群を抜いてます。日本のも分かりやすくて秀逸だと思っているけど、なんかこう、キプロスのはファッショナブルだなと。
更に素晴らしい点としては、黄色の部分は国土のキプロス島そのまま、かつ、ギリシャ系とトルコ系の人々の衝突が絶えなかったという経緯から、ギリシャ系・トルコ系を合わせてオリーブ(日本だけかもしれないながら花言葉は平和なので、そんなような意味合いかもしれません)に見立てているそうです。なんだか素敵ではないでしょうか。「異なる民族が平和に暮らす島なんですよ〜」をお洒落に表現。込み入り過ぎていないコンセプトも◯。良くも悪くもベタ塗りの国旗が多い中、これが国旗か〜、と新鮮な印象のあるものでした。
No.2
銀メダルは、ドーン!ブラジルですね。なぜか。星や月、円、その他込み入ったエンブレムやお隣韓国の陰陽図っぽいものetc.のアイコンがあしらわれた国旗は多々あるものの、パッと見、地球?に見えるのは、ブラジルだけでした。国連のものは思い切り地球ながら、一国で地球らしきものがあしらわれていて、スケールの大きい感じがして素敵だなと。ベースの緑に黄色のレイヤー、の上にすごく見やすい青い球。
で、調べたところ、この青い円は、「リオデジャネイロの空=天体」とのことで、地球ではありませんでした。ただその開放感とスケールの広さは気持ちがよく、さらによく見てみると文字と星座があしらわれてました。知らなかった。日本でブラジルといえば、サッカー・カーニバル・ストリートファイターツー(ゲーム)のブランカも思い浮かばれますので…野性性・ワイルドなイメージも強いものの、国旗の芸、細かし。明るい国民性に加えて経済発展も著しくて、いい国ですね。
No.1
世界約200カ国の頂点に輝いた(私の中だけですいませんけども…)国は!ソマリアです。えー、ソマリアというワードからは確か政局とかはよくなくネガティブなイメージのある国だったような…というところでしたが、アフリカの東の端にある・1991年から無政府状態が続いていた・今も3つの地域に分かれている。ようです。
さておき、1位の理由は至って明快、このシンプルさ。ドシンプルなものは日本の国旗も含めて多々ありますが、ま、夏で暑いんで(笑)涼しげな一面の水色に控えめな大きさの星をお一つ。爽快。シンプルという意味では長方形を2〜3分割しただけの国旗も多くあるものの、構図だけだと他国と被っていて色の配置も錯誤しやすい中、一度認識したら忘れることはないであろうこのシンプルさ。金メダルです。よその国の事をどうこういうのはお節介というものですので、国旗のように複雑でない、爽やかな国になることをせめてもここに祈念。
番外編1
圧倒的な番外編は、ネパール。聞き覚えはよくあるこの国ながら、国旗、いや、どう見ても、おかしい!ww 長方形ベースが基本なのに、どうしちゃったのよ、そもそもこんな国旗あったんかーい!という。世界で唯一四角形でない国旗らしく、歴史的に「王家と宰相家の旗を合わせたところこうなった」ものとのこと。うーん。今からでも四角の中に入れて国際協調してみてもいいのではと思わなくもありませんが、国旗のデザインで困り果てる人はそりゃいないので、ま、いいんでしょう。国旗だけだと完全にクレイジー。面白いです。
番外編2
番外編2、ザンビアです。なんで?右端に??したん???と聞きたくて仕方がなくなるこの右端寄りデザイン。一つの国家を表す旗。それが国旗。ほとんどのものは対象性や中心性が意識されていて、そうではなくとも堂々たる印象のものしかない中で、右端。右端に寄せたなぁ…と。
国としてはアフリカの南の方、大自然が広がっている国のようで、緑が多いのは頷けます。だけど、なんで右に据えたのか。調べてもすぐには出てきませんでしたので、解明できた方がいましたらどうか教えてください。考えられるのは左側にポールなどがあった場合、なんとなくはバランス良くなるか。はたまた、「真ん中なんてそんなそんな、うちは緑の多い国です〜」という。慎ましさ??
右側が帯になっているだけならまだそこまで違和感を覚えないものの、帯がバツンと切られていて、鳥さん(ワシ)がいる。ファミコンのマリオの一つのシーンでも見ているかのようで、国旗のデザインとしては不可解極まれり。ネパールと同じく歴史的な経緯でもあるのかなぁ?うううーーーーーん。心底気になる。
以上、勝手に国旗オリンピックでした。
そんなこんなで世界の国旗をかいつまんで見てみましたが、個人的な感想としては、広い世界に目を向けるとG7やら G20やら、先進国やご近所国の情報は自然と見聞きする日本人ながら、国旗は愚か名前を聞いても場所と特色が全く浮かばない国があるもんだなぁ…おおよそくらいは世界がどうなってるのか分かってた気になってたけど…と思いました。すごく真面目に言うなれば、お恥ずかしい勉強不足というもの。
コロナで思考も行動も内向きになりがちな昨今ではありつつ、ゲームやオリンピックでもいい機会に地理と歴史を少しづつでも勉強して、目下自身の内的な世界くらいはガシガシ広げてゆきたいところです。
Thank you for reading.
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